日本弁護士連合会が主催,札幌弁護士会が共催し,シンポジウム「アイヌの人権から考える,独立した人権機関の必要性について」が令和6年4月19日(金)にZoomウェビナー併用で開催されます。
明治以来,政府は漁労,狩猟,採集を行ない,自然とともに暮らすアイヌの伝統的習俗を禁止し,日本語を強制,居住地を官有化し,その生活・文化を奪ってきました。
国連総会の「先住民族の権利に関する宣言」(2007年)を受けて,衆・参国会では2008年「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」をし,その具体的行動を取ることを世界に約束しました。しかし,いまだにアイヌコタンの伝統や自然環境を維持する生活権や民族的文化的権利は十分守られていません。アイヌとしての社会的地位の向上などを進める先住民族尊重施策を具体化し,民族差別・偏見からの人権擁護を行なう国の人権機関の働きが求められているのではないでしょうか。
このシンポジウムを機に共に考えましょう。
日時:令和6年4月19日(金)17:30~20:00
テーマ:「アイヌの人権から考える,独立した人権機関の必要性について」
開催方法:会場参加(先着100名)及びZoomウェビナー参加
会場:札幌弁護士会館5階会議場
内容:
①人権機関についての報告:小林美奈会員(第二東京弁護士会)
②基調講演:市川守弘会員(旭川弁護士会)
③パネルディスカッション
パネリスト:市川守弘会員,佐谷道浩会員(茨城県弁護士会),アイヌ当事者の方(予定)
コーディネーター:伊藤 良会員(札幌弁護士会)
総合司会:後藤睦恵会員(愛知県弁護士会),中島広勝会員(第一東京弁護士会)
参加申込:必要
申込方法:申込フォーム(https://form.qooker.jp/Q/auto/ja/shimpaynem/ainujinken/)から必要事項を入力し,お申し込みください。お申し込みいただいた方に,追ってZoom参加方法などをお知らせします。当日の一般会場参加は先着順100名様となります。
申込締切:令和6年4月15日(月)
お問い合わせ:日本弁護士連合会人権部人権第一課 TEL 03-3580-9483
※詳しくは,添付のチラシをご覧ください。
シンポジウム「アイヌの人権から考える、独立した人権機関の必要性について」チラシ