沖縄弁護士会が主催し,シンポジウム「袴田事件から学ぶ-冤罪、再審、死刑-」が令和5年10月21日(土)にZoom配信併用で開催されます。
本シンポジウムは,袴田事件をテーマに現行再審法の問題点を問い,再審法改正の必要性について広く市民の皆様に情報提供をするために開催されます。
現行刑事訴訟法が施行後,公判前整理手続制度や犯罪被害者参加制度の導入等,時代の変化に沿った改正がされてきましたが,再審に関する規定については70年以上一度も改正がされずに現在に至ります。その間,死刑確定事件について再審手続により無罪となるなど,再審手続の重要性が明らかになる一方,無罪を明らかにするまでに数十年の時間を要するなど,冤罪被害者の救済が極めて過酷なものとなっている実態があります。再審に関する手続規定は19か条しかなく,冤罪救済を図るための制度的担保が不十分であることが冤罪被害者の早期救済の妨げとなっています。
本シンポジウムでは,袴田弁護団事務局長弁護士,袴田事件について再審開始決定を判断した元裁判長及び日弁連再審法改正実現本部本部長代行弁護士をお招きし,市民の皆様にもわかりやすく,現行法の問題点について具体的な事例を通し講演等を行います。本シンポジウムが,少しでも多くの市民の皆様に,再審法改正について関心をもっていただく機会となることを切に願っています。
日時:令和5年10月21日(土) 13:30~16:45(開場 13:00)
場所:八汐荘 屋良ホール(Zoom配信有り)
テーマ:シンポジウム「袴田事件から学ぶ-冤罪、再審、死刑-」
プログラム:
第1部 ビデオ上映「袴田事件~凍りついた魂」
第2部 講演&ディスカッション
1 小川秀世弁護士(袴田弁護団事務局長弁護士)
2 村山浩昭弁護士(袴田事件について再審開始決定を判断した元裁判長)
3 鴨志田祐美弁護士(日弁連再審法改正実現本部本部長代行)
Zoom参加:当日,次のURLからご参加ください。(https://us06web.zoom.us/j/89940450244)
詳しくは,添付のチラシをご覧ください。
シンポジウム「袴田事件から学ぶ―冤罪、再審、死刑―」チラシ